wan-dabadabadaba

My scat echo...

痔瘻日記#01「発症から診断まで」

>>痔瘻日記INDEX

痔瘻の発症は高校生の時にまで遡ります。
何年生の時かは忘れましたが、ある時、うんこをしてケツを拭いた時、ペーパーに血がべっとりと付着していました。びっくりするわけですが、痛みがあるわけでもなく、出血箇所も肛門そのものではなくちょっと離れたところだったので、痔ではないと思っていました。その時は痔といえば切れ痔とイボ痔しか知らず、穴痔すなわち痔瘻のことなんて全く知らなかったのです。その後もたまに出血がありましたが、特に痛みもないし、何日も続くわけではないので何かの拍子に傷が付いたのだろう程度に思っていていました。風呂場で洗うと何か染みるし、傷があるということは分かっていたのですが。出血の症状は、ほんのり赤くつくだけのこともあれば、膿のような液体が少量つくこともありました。ですが痛いとかいった緊急性を要するような症状がなかったので、ずーっと放置してしまったのです。

そして高校を卒業し、大学入学、一人暮らしをすることになりました。当然ですがまだまだ出血などは続いていました。いよいよこれは何なんだ?という思いが積もり、大学3年の冬、意を決して鏡で肛門を見てみました。そしたらなんと!肛門から少し離れたところにクレーターのようなものがあるではないですか!!!これまでの出血も、このクレーターが原因であると考え、「肛門 クレーター」「肛門 穴」ととかでネットを検索。そしてようやく「痔瘻」に辿り着きました。

痔瘻は手術しないと治らない病気で、これまで入院も手術もしたことがなかった身としては、もう勘弁してよ・・・って感じでした。また、放置していると瘻管が枝分かれて悪化するらしく、これまで5年程度放置していたので不安でした。

しかし、調べた痔瘻の症状には、痛みや発熱があり、膿が出てくる書いてあります。発症がだいぶ前なので記憶が薄れていることを鑑みても、ケツがズキズキ痛んで座れないという症状が出た記憶はありません。また、膿もパンツが汚れるほど出てきたこともありません。そんなことになったらさすがに病院に行っていたと思います。というわけで、もしかしたら痔瘻ではないのではないか?という都合の良い解釈をしたくなったり、肛門科でお尻を見せるのもあまり気が進まなかったので、病院に行くこと無くそのまま春、夏、秋と季節は過ぎてゆき、冬には就職活動という大義名分を得たことにより放置は続きました。

春の終わりには就活も終わり一段落。ふと痔瘻のことをまた調べたら「放置していたら癌化する。癌になったら人工肛門」という驚愕の事実を知ったのと、卒業が迫っていることもあり、ついに病院へ行くことに。近くにある肛門科もやってる個人病院に行きました。本当だったら腕の良さそうなところを調べて行くべきだったのですが、早く診断が欲しいという気持ちがあったのでとりあえずそこに。医者なら腕の良い肛門科医も知っているのでは・・・という淡い期待もあったのですが、結論から言うとさっさと腕の良い肛門科へ行くべきでしたね。

病院ではベッドに横になり、ケツ丸出し状態に。人様にケツを見せるのは初めてでしたが、羞恥心なんて感じている場合ではありません。そして先生が来て、次の瞬間!ケツに違和感が!何の予告もなく先生の指が挿入されました。ここにきて処女喪失です。痔瘻の穴の状態を見るだけかと思っていたのでびっくりしました。「あぁ、痔瘻だわ...」と先生はつぶやきます。そして「ここ痛いでしょ?」と聞かれましたが、そもそも挿入が苦痛なので言われたところが痛いのか痛くないのかよく分かりません。でも「痛い」ってわけじゃなかったような。そしたら次はチクチクとした痛みが。え、痛いことすならするって言ってよ!と思いました。「消毒してっと・・・」と聞こえてきたのでどうやら瘻管に何かを通して消毒したみたいです。

そして、先生から痔瘻という診断をもらい、なんと貫通したということ、手術しないと治らない、腕の良い医者にやってもらわないと再発するんだ、来週ぐらいに状態を見せにまた来てくれということを言われて帰りました。
ガーゼがきつくあてがわれて自転車に座ると痛いのでオール立ち漕ぎで帰宅しました。かなり痛いのでひどそうだ・・・と思っていたのですが単に穴をほじくった時に出た血や膿を吸うための奴だったみたいですぐ外しても問題なかったです。ただ単に押しこみすぎなだけでした(滅

そして翌週、再び同じ病院へ。今日は普通に紹介状を書いてもらうだけかな?と思ったらまたケツを見せて穴に指をつっこまれ瘻管もほじくられました。ただひたすらに苦痛でした。そしてクローン病の可能性もあるからと大腸内視鏡検査をすることを告げられました。まぁ、ネットで調べていてクローン病から痔瘻になることもあるということで大腸検査をする、みたいなことを知っていたので驚きはありませんでした。でもここらでこの病院を離れていい病院に行けると思っていたので、内心勘弁してよ・・・と思っていましたが。その日はなんと手書き(のコピー)の指示書とラキソデートとかいう下剤を貰って帰宅。

NEXT>>#02「大腸内視鏡検査」